なぜ、任せたいのに口を出してしまうのか? 子どもや部下の主体性を育む関わり方
- Makiko Niijima
- 6月14日
- 読了時間: 2分
子どもや部下の成長を願っているのに、気づくと指示やアドバイスが増えている。
そんなご経験はないでしょうか。
本当はまかせたい。 自分で考えられるようになってほしい。主体的に動けるようになってほしい。
そう思っているはずなのに、相手が立ち止まったり、思うように進まなかったり すると、つい口を出してしまう。
実際に、ある管理職の方との対話で、このようなエピソードが
挙がってきました。
部下に仕事を任せたいと思っているのに、進捗が気になって仕方がない。
「大丈夫?」 「ここはこうした方がいいよ」 「このやり方の方が早いんじゃない?」
気づけば毎日のようにアドバイスをしていたそうです。
すると部下は、自分で判断する前に上司の意見を求めてくるようになりました。
その方は言いました。
「主体性を持ってほしいと思っていたのに、逆に指示待ちになってしまったんです」
話を進める中で見えてきたのは、部下の問題ではありませんでした。
その方の中にあった、
「失敗させたくない」 「成果を出させなければならない」 「上司として責任を果たさなければならない」
という強い思いでした。
つまり、部下を信じられないのではなく、自分自身が不安だったのです。
これは子育てでもよく似ています。
宿題になかなか取り組まない子どもを見ると、
「早くやりなさい」 「あとで困るよ」 「まずは机に向ってみれば」
と言いたくなります。
もちろん、心配だからです。
ですが大人の心配が強くなり、指示を与えれば与えるほど、 子どもは自分で考える機会を失っていきます。
大切なのは、口を出さないことではありません。
自分は今、相手のために関わろうとしているのか?
それとも、自分の不安を解消しようとしているのか?
一度立ち止まって、内省してみることです。
コーチングでは、関わり方のテクニック以上に、自分自身のあり方を大切にします。
相手を変えようとする前に、自分は何を恐れているのか?と、
その問いに向き合うことで、関係性は少しずつ変わり始めます。
まかせるとは、放任することではありません。
相手の可能性を信じながら、必要なときに問いを投げかけ、成長を見守ることです。
人が育つ関係性は、答えを与えることからではなく、信じて待つことから 始まるのかもしれません。
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